反汚職市民ネットワーク事務局長のウィーラ・ソムクワームキット氏は7日、憲法裁判所で行われた政党解党審理を担当した大物判事の1人が政党から1,000万バーツの賄賂を受け取っていた疑惑があることを明らかにした。 ウィーラ氏は、先に政党解党審理に絡み2人の判事に対する買収未遂があったとして警察に対して真相の解明を要請していた。 ウィーラ氏によると、2年前に定年退官したタンマサート大学法学部第9期卒業組の警察大佐の階級を持つCh(チョー・チャーン)が仲介人となり1,000万バーツの賄賂で解党審理の対象になった特定政党に有利になる判断を下すよう要請した疑惑があり、仮に疑惑が事実であった場合は元防衛大臣のタンマラック・イサラーングーン・ナ・アユッタヤー大将(元防衛大臣)や元運輸大臣のポンサック・ラクタポンパイサーン氏の両名も法的な責任を問われる事になるという。 因みに、タクシン前首相の義弟で元法務相次官のソムチャーイ・ウォンサワット氏(前首相実妹のヤオワパー女史の夫)は、タンマサート大学法学部第9期卒業組の1人。 一方、国家警察本部のヂョンラック副本部長は7日午後、8日午前に政党解党審理に関与していた判事に対する買収及び同未遂容疑で警察大佐の階級を持つ人物に対する逮捕状の発行を申請する方針を明らかにした。 参考
反汚職ネット、憲裁判事買収未遂に関与した官僚に対する捜査を要求 * 一部報道によると、問題の警察大佐はナコンパトム県サームプラーン郡ポーゲーオ地区警察署長だったチャーンチャイ・ネッティラットガーン警察大佐の事を指していると見られているようです。【Coup D'etatの最新記事】
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