6日2:00前から4:30頃にかけて、ナラーティワート県内4郡8ヶ所で、連続して軍や警察の臨時駐留地や警備拠点等に向けた銃乱射事件が発生し、2人が死傷した。 乱射事件が発生したのはヂョアイローン郡内にある軍の臨時駐留地、同郡内にある鉄道駅の警備拠点、同郡内にある2ヶ所の学校の警備拠点、バーヂョ郡内にある幹線上に設置された2ヶ所の検問所、ルゥーソ郡内のタムボン行政機構庁舎内に設置された軍の臨時駐留地、シーサコン郡内にあるイスラム系住民宅の8ヶ所で、ヂョアイローン郡内の鉄道駅の警備拠点で発生した銃の乱射及び銃撃戦により22歳の軍関係者が重傷を負い、シーサコン郡内のイスラム系住民宅で発生したバイク2台に分乗した4人組による銃撃により家主の41歳の男性が死亡した。 またほぼ同時に、県内10ヶ所以上で路上に切り倒された立木や爆発物と見せかけた不審物が放置されたり、鋲が撒布されたりしているのが確認された。 一方、軍・警察の混成チームはヤッラー県グロンピナン郡内でRKKの訓練指導教官と見られる兄弟の身柄を拘束した。 自ら当局側に投降する意向だったと語る兄弟は取り調べに対して、当局に対する憎しみの植え付けや地域の防衛意識を植え付ける活動に関与した事は認めているものの、破壊活動関連の訓練を施していた容疑に関しては具体的な証言を避けているという。 一方、国内治安維持第四地区前線司令本部は6日、これまでに行われた集中摘発により合計168人の容疑者の身柄を拘束し、内126人が転向教育センターないしはインカユット司令本部に収容され、42人が国内治安維持第四地区前線司令本部内に収容されている事を明らかにした。
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