30日に解党命令が下されたタイ・ラック・タイ党のヂャートゥロン暫定党首は31日、タイ・ラック・タイ会派として復権を期すと共に、幹部党員に対して下された向こう5年間に渡る被選挙権剥奪の取り消しを求め上訴する方針を明らかにした。 ヂャートゥロン氏によると、31日正午までに既に200人以上の元下院議員・幹部がタイ・ラック・タイ会派へ参加する為の署名を行ったという。 尚、ヂャートゥロン氏が、従来と同じタイ・ラック・タイ党名で新党結党の届け出を行う方針を明らかにしている事に関しては、先に選挙委員会のソットシリー委員が解党された党が同じ名前で新党結党登録を行う事は不可能であるとの見解を示していたが、ヂャートゥロン氏側は法廷闘争に持ち込んででも是が非でもタイ・ラック・タイ党として復権を狙いたいとしている。 また、新党の党首には元新希望党党首のチャワリット・ヨンヂャイユット大将(元首相)が就任するとの憶測も飛び交っている。 一方、ヂャートゥロン氏が、法的根拠に欠ける民主改革評議会(国家安全保障評議会の前身)令27号に則り党幹部全員に対して被選挙権剥奪の命令が下されたのは不当な措置であるとして上訴する方針を明らかにしている事に関して、法務省次官(兼憲法起草作業委員会副委員長)のヂャラン・パックディーサナーグン氏(元最高裁判所長付き秘書官)は、憲法裁判所の判決が最終判決である事から不可能であるとの見解を示した。 尚、ヂャートゥロン氏側から上訴に向けた具体的な方法や手続等に関しては明らかにされていない。 参考
http://www.nationchannel.com/xnews/index.php?news_id=7490 (ビデオ)【Coup D'etatの最新記事】
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