タクシン前首相の天敵としても知られるタンマサート大学社会人文学部教授のティーラユット・ブンミー氏は25日、現在のスラユット政権はチュワン政権時代と同様に"のろまで雑"で"方向を定めずよちよち歩き"している「亀飼いの苦行者(ルーシー・リヤン・タオ)」のイメージがつきまとっていると指摘した上で、この悪しきイメージを返上し一国の指導者らしいイメージを国民に訴える為には、政治面においてタクシン前首相に真っ向から挑むこと、タクシン体制下の不公正の是正に取り組むこと、国民を動員して新時代の危険因子に真っ向から立ち向かうこと、経済活性化の為に経済学者の頭脳を最大限に生かすこと、及び貧困層の中に入り貧困層の苦しみの理解に努めることの五つの方策をスラユット首相が率先して実践する事が重要であると指摘しました。 その上で、ティーラユット氏は、国の指導者層が善人病と権力拡大病を同時に患っている限りは危機的状況にある国家を救うことは出来ないと指摘した上で、スラユット首相が五つの方策を実践し一国の指導者らしさを備えると共に、政府、国家安全保障評議会、立法議会及び関係する機関がタクシン体制下に於ける不公正の是正に努めれば、自ずと国民の心を掴み、旧権力の復権への道を完全に塞ぎタクシン前首相に政界完全引退の引導を渡すことに繋がると指摘していました。 ティーラユット氏によると3-5年以内に確実に旧権力の復権への道が断たれるとのこと。
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