ウィラチャイ首相副秘書官は15日朝、スラユット首相が前経済担当副首相のソムキット・ヂャートゥシピタック氏(元タイ・ラック・タイ党副党首)を対外経済調整委員会の委員長に任命した事を明らかにしました。 ソムキット氏に関しては、新党結党に動いているソムサック・テープスティン氏系のマッチマー会派が党首への就任を打診していたことでも知られていました。 ウィラチャイ首相副秘書官によると、同委員会は充足を心得た経済思想を基本に置くタイの経済政策に対する国外からの信頼醸成作業に注力する事になり、経済政策の推進に関わることは無いとのこと。 今回の任命についてソムキット氏は15日開かれたマティチョン社主催のセミナーの席上で行われた特別講演の場で、多からず少なからず、適量・適切を心掛ける充足を心得た経済思想を国民が基本に置く事が危機的状況にある経済を救うことが出来るとした上で、今後時代遅れの経済思想であると誤解している国外の投資家に充足を心得た経済思想の何たるかを説明していきたいと抱負を語っていたようです。 尚、政界への本格復帰の可能性に関しては、新憲法の制定や政治情勢を見極めた上で考えたいと語り、現状では政界へ復帰する意向が無いことを明らかにしていました。 一方、スラユット首相は、今回の人選は充足を心得た経済思想が資本主義と矛盾する物ではないという事を国外に説明していく上で、日本や中国を始め国外の経済関係者と交流があるソムキット氏が適切な人物であるとの判断に基づいたもので、政治的な意図は一切無いと語っていたようです。 (タイ時間 10:00掲載 22:30最終更新)
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