スラユット首相は5日、国民に対して流言飛語に惑わされないように呼びかけると共に、向こう1-2ヶ月中に年末年始に発生した連続爆破と同様な爆破事件が発生するおそれがあるとして、国民に対して警戒を怠らないよう呼びかけました。 これは、同日朝に行われた国家安全保障評議会幹部を交えた協議終了後に語らえたもの。 同首相は4日に開かれた立法議会の席上で、実行時期は不明ながらセントラル・ワールド・プラザ周辺及びシーコンスクエアーをターゲットにした爆破が計画されているとの情報を事前に得ていた為、最悪の事態に備え年末は自宅で待機していた事を明らかにした上で、今後も起こりえる可能性がある国民の生命に脅威をもたらす破壊活動に対して油断する事無く警戒を怠らないよう国民に呼びかけていました。 また、立法議会の席上で同首相は、年末年始に発生した連続爆破はバンコクに混乱をもたらしたいと考える者による犯行の可能性が極めて高く、南部に於ける一連の不穏な動きに関与しているグループによる犯行だった可能性は薄いとし、またチャワリット元首相が関与しているとの噂に関しては、一切関与していないと語り噂を否定していました。 一方、5日になっても爆発物を仕掛けたとする脅迫電話や不審物放置が頻発していたようですが、首相絡みではナコン・ラーチャシーマー県内ではカーオ・ヤイ国立公園内にある別邸やパーク・チョン郡内にある学校で爆発が発生したとのデマが飛び交っていたようですが、事実ではないと確認されているようです。いずれにしても、このデマには連続爆破の影に隠れているスラユット首相の別邸が国立公園内の土地を不正に取得して建てられているのではないかとの疑惑を思い出させる効果はあったかもしれません。
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