中東戦争の影響で、タイ国際航空は平均航空券価格を10~15%引き上げる。ジェット燃料価格が2倍に高騰し、運航コストが上昇。経営維持のため値上げに踏み切った。
現地報道によると、同社のチャイ最高経営責任者は、開戦前に1バレル約80ドルだったジェット燃料価格は、現在220ドルに急騰。戦争が5月末まで長引くシナリオでは、240ドルまで上昇する可能性があるという。
チャイ氏は、「実際のコストを反映した値上げだ。運賃を値上げしないと、会社が存続できない」と訴えた。
コスト高騰で旅行需要にも影響が出ている。4月のソンクラーン休暇の事前予約は、昨年に比べて低迷。特にヨーロッパやオーストラリアの長距離旅行客で顕著だ。
観光地の南部クラビー県アオナンビーチエリアの観光事業者は、外国人旅行者が減少していると明かした。航空運賃の値上げや、飛行ルートの変更による移動時間の増加を理由に、一部の観光客が旅行を延期していると指摘した。
ピーチラグーナリゾートグループの幹部であるエーカウィット氏は、中東情勢がホテルの予約に影響し、特にピピ島を頻繁に訪れるイスラエルや中東からの旅行者の間で、旅行延期やキャンセルが増加していると話した。