日産自動車は、中部サムットプラーカーン県の工場を改修し、タイでの生産能力を増強する。2025年度第2四半期に完了する予定で、アルメーラやキックスeパワー、ナバラ、テラなど、タイ国内で販売中の車種に加え、新型モデルの生産をサポートする。
タイラットの報道によると、日産タイランド・日産ASEANの藤木俊宏社長は、タイとASEAN地域における事業拡大に引き続き注力していくと述べた。今年の主要戦略の1つは、タイ日産工場の生産ラインを刷新し、コスト競争力を高め、新車種の生産に備えることだという。
タイ日産自動車は今年2月、同県内の第1工場と第2工場を統合すると発表していた。
日産は1963年、タイで生産を開始。1975年、同県内の工場で最初の生産ラインが稼働を開始した。過去50年間で、同生産ラインは国内・外国市場向けに250万台以上の車両を生産した。