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タイ通【 金融・経済政策 】
投稿日時: 2024-02-08 12:05 2024-02-08 10:05

タグ: [ 政策金利 ] [ タイ中央銀行(BOT) ]

タイ中銀、金利2.5%据え置き 政府の利下げ要求拒否

 タイ中央銀行は7日、金融政策委員会を開き、5対2で政策金利を年2.50%に据え置くと決定した。金利据え置きの決定は2会合連続。セター首相は政策金利の0.25%引き下げを求めていたが、応じなかった。

 バンコク・ビズの報道によると、2024年のタイ経済は、世界需要や中国経済の回復の遅れにより、製造業や輸出の拡大ペースが鈍化すると予測。一方、内需は継続的に拡大し、インフレ率も低水準で推移する。

 金融政策委員会は、主に海外部門の勢いが弱まったことが、経済停滞の要因だと評価。構造的要因の影響もあるが、消費は引き続き順調に拡大しており、現行金利は経済の安定を維持するのに適正な水準だと判断し、金利据え置きを決定した。

 反対票を投じた2人は、構造的要因による景気拡大の鈍化に合わせ、金利の年0.25%引き下げを支持した。
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