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　積水化学工業は１２日、タイで戸建て住宅の量産工場の建設に着手すると発表した。工場の年間生産能力は１０００棟規模、２０１２年１２月に完成し、翌１３年から住宅事業を本格化する。

　同社のタイでの住宅事業は、サイアム・セメント・グループのＳＣＧビルディング・マテリアルズと合弁で、住宅生産会社セキスイＳＣＧインダストリーと販売会社ＳＣＧセキスイ・セールスを設立し、２年前から施工体制・販売手法・コストなどの検証を行ってきたとしている。

　今回サラブリ工業団地内に１５万平方メートルの敷地を購入し、工場家屋、食堂、事務所を建設する。工場投資額は５０億円、生産・販売合弁会社の体制強化及び運転資金として３０億円を合弁会社の出資比率に応じて投資する。