各報道によると、国家警察本部のウィチヤン本部長は25日、先に反独裁民主主義同盟の集会期間中を中心にチェンマイやバンコク内12箇所でM79を発射した容疑で5人が逮捕された件に絡んで、主犯格のピッサヌローク県出身の男が関与を認めているチェンマイ県内4箇所で発生したM79発射に共犯として関与した2-3人の逮捕状請求を視野に証拠固めを進めていることを明らかにした。
またウィチヤン本部長は、今回の逮捕に絡んで、ノンタブリー県バーンブワトーン郡内のアパート室内で発生した爆発事件との繋がりが浮かび上がっていることを明らかにしたが、詳細に関しては現時点では明らかにする事ができないとした。
一方、デイリーニュース紙が、主犯格の男がボランティア救助隊員として所属していたウタラディット県県都内ターサオ地区行政本庁の首長の言として報じたところによると、男は反独裁民主主義同盟・赤服軍団の集会期間中に同盟の会員になると共にカッティヤ・サワディポン少将が統率していた自警組織員として活動していたという。
尚、男は初期段階の事情聴取に対して、バンコクのボーべー市場内で働いていた2009年4月に軍による赤服軍団に対する仕打ちを目の当たりにし怒りを覚え、軍に対して報復する機会を窺うために赤服軍団のふりをして自警組織に所属したが、自分自身は同盟や赤服軍団とは無関係であると供述していた。
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