各報道によると、9日、ノルウェー訪問中にタクシン元首相と会談したサナン副首相は、会談の席上でタクシン元首相が和解推進案への支持を表明すると共にタイ人同士が互いを尊重しあう社会の実現を望んでいると語っていた事を明らかにした。
しかし、タクシン元首相が支持を表明した和解推進案の詳細に関しては、まだ各界との話し合いが終了していないとして明らかにすることが出来ないとした。
サナン副首相によると、6日に行われた会談は、事前に約束されたものではない偶然実現したもので、僅か15分間で会談が終了したという。
尚、先だってタクシン元首相法律顧問のノパドン・パッタマ氏は、タクシン元首相とサナン副首相との間で事前に会談の日程等が決められていたと聞いていると語っていた。
また、サナン副首相は会談の際にタクシン元首相に対して、過去を忘れて国内問題解決に向けた取り組みへの参加を要請した事を明らかにしたが、忘れるべき過去に同元首相が絡む訴追案件が含まれているのかとの質問に対しては、個人の問題であると語り和解推進とは無関係であるとした。
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