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　アピシット首相は5日、同日開かれた今年最初となる定例閣議の席上で、国内治安維持部隊作戦指令本部からの要請に基づき2億バーツ以上にのぼるデモ対策用装備の調達に必要な予算の支出を承認した事を確認した。

　国内治安維持部隊作戦指令本部筋によると、国内情勢が更に激化する事が予想されている事が今回の予算申請の背景にあり、また閣議承認された予算2億4,700万バーツは、主に催涙弾や同発射装置、ゴム弾、防御盾等のデモ対策用の装備の調達に割り当てられ予定になっているという。

　尚、アピシット首相は、今後予想される集会・デモに備えた予算支出である事は認めたが、11日にナコンラーチャシーマー県内のカオヤイ国立公園で予定されている赤服軍団の抗議活動の際に、予算で調達された装備が使用される可能性に関しては否定している。

　反独裁民主主義同盟によると、11日にカオヤイ国立公園で予定されている抗議活動には1万人前後が参加する見通しだという。


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