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　アピシット首相は7日、国外逃亡中のタクシン元首相が別名を使用して国家間を移動していることを確認した。　この発言は、ドイツ政府がタクシン元首相に対して発給していたビザを取り消したと伝えられていることに関して質問を受けた際に語られたもので、アピシット首相は、タクシン元首相がタイ名とは異なる名前を使用するという抜け道を利用して国家間を移動していることにより、実刑判決を受けている同元首相の送還に向けた所在確認等に困難をもたらしていることを認めた上で、引き続き法律と条約を基本に置き各国に対して元首相がタイを攻撃する拠点として使用する事を認めないよう要請していく考えであることを明らかにした。　一方、ドイツ政府がタクシン元首相のビザを取り消したと伝えられていることに関しては、そのような情報を得ておらず、また同元首相がドイツに滞在していたとの情報も得ていないと語り確認を避けた。　7日付けのマテイチョン紙によると、タクシン元首相は、イギリスがタクシン元首相に対して発行していたビザを取り消した後に、フランスで取得したEU域内で90日間滞在可能なビザを使用して昨年夏にドイツのボンに入国し、昨年12月29日にドイツの有名な弁護士やボンの元警察高官、私立探偵を伴いボンの入国管理事務所を訪れ1年の滞在延長許可を申請したことにより初めて政府当局がタイとの関係を害するおそれがある歓迎されざるべき人物がドイツに滞在していることを知ることになり、ビザの取り消し処分が下されることになったという。　尚、マテイチョン紙の報道は、タクシン元首相がニカラグアから発給を受けた外交パスポートを使用してドイツに滞在していたかについては確認されていないと報じているが、一部報道はタクシン元首相がニカラグアの外交パスポートを使用して滞在していたと伝えている。タイの地元新聞を読む