首相官邸前で集会活動を展開していた反独裁民主主義同盟の集会の演台上で民主党や民主主義市民連合を非難する演説を展開した民主党所属下院議員のギヤラティゴン・パークピヤンラシン氏は22日、党批判をせざるを得ない状況に置かれたたために敢えて同盟の演台に立った事を明らかにした。
発言の中でギヤラティゴン氏は、同盟のデモ隊がパッタヤーで開催される予定だった東南アジア諸国連合関連会議のつぶしにかかっていると判断し、党下院議員団長のチュムポン・ガーンヂャナ氏に会議開催の中止を提案したが受け入れられなかった為、野党国会対策委員長のウィタヤー・ブラナシリ氏に対して会議開催中止に向けた動きの中止を同盟幹部に働きかけるよう要請すると共に同盟の演台上から要請受け入れに対する感謝の意を述べる用意を進めていたところ、パッタヤーでデモ活動を展開していたアリスマン・ポンルゥアンローン氏から開場に当局から殺されかけたとの一報が入り、開場から民主党所属下院議員である自分を殺すとの不穏な叫び声があがった為に、その場しのぎの為に演台に上がり党や連合を批判せざるを得なかったと語った。
また、その後再度同盟の演台に立った事に関しては、1,000万バーツの現金を受け取って演説を行っていたとの噂を取り消すためだったと説明した。
しかし、演台上から首相辞任及び議会の解散を訴えたことに関しては、首相の身の安全確保、対応に当たる当局の負荷軽減に繋がると共に、辞任・解散を契機とした挙国一致内閣の創世に繋がると考えた上での発言だったとした。
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