チャワリット副首相は1日午後、一両日中に民主主義市民連合幹部と会談を行い、施政方針演説国会が終了した後に本格的な協議に入る予定である事を明らかにした上で、連合側の交渉相手としてヂャムローン・シームゥアン少将が適任であるとの考えを示した。
これは、ソムチャーイ首相等を交えた国内安全保障関連の会合の終了後に語られたもので、この発言に先立ちソムチャーイ首相は、8月26日以来首相官邸を占拠している民主主義市民連合との交渉をチャワリット副首相に委任した事及び引きつづき話し合いによる解決を目指す方針を確認した上で、連合に対して集会の自由という憲法で認められた権利を逸脱した官邸の占拠行為を早急に中止し法律に則り集会活動を行うよう呼びかけていた。
ソムチャーイ首相によると、ガラヤーニ王女の葬儀迄に連合側が官邸を明け渡すのが理想的で、仮に連合側との対話でも妥協点が見いだせなかった場合は、プラポックグラオ研究所(King Prajadhipok's Institute)を仲介役として連合側が提案している新政治構想を中心テーマに据えた各階層参加のセミナーの開催も視野に入れているという。
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