タイ・ラック・タイ党のシター報道官は12日、選挙委員会内に結成された調査委員会がタイ・ラック・タイ党による小政党の買収があったとの調査報告を選挙委員会側に提出したと報道されている事に絡んで、タイ・ラック・タイ党側から民主党関係者と小政党関係者との会話の模様を納めた二種類のビデオを反証として委員会側に提出する用意がある事を明らかにしました。 シター報道官によると、ビデオは一端はタイ・ラック・タイ党による買収を民主党のステープ報道官に証言し、その後その証言を翻しステープ幹事長に証言を強要されたと主張していたタイ大地党のタティマー・パーワシー女史と民主党関係者との会話の模様を収めたものと、東北地方の救国団体代表が小政党(生活向上党)の党首に対して擁立候補を探しタイ・ラック・タイ党からお金を受け取り、金銭のやりとりの証拠を残しておくようアドバイスしているシーンが収められているもので、何れもタイ・ラック・タイ党を解党に追い込みたい民主党のS(そー・スゥア、おそらくステープ幹事長のこと)の思惑が強く働いていることを証拠づけることができるものだそうです。 一方、タイ・ラック・タイ党法務担当のウィチット・プランシーサグン氏は、調査委員会側が法律の規定に反しタイ・ラック・タイ党関係者に一切事情聴取を行わず、また反論する機会を与えず調査を終えた事は、法律に反しており、タイ・ラック・タイ党による小政党の買収があったとする報告書自体が無効なものであるとの認識を示していました。
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