21日朝、南部国境三県域内に展開している当局は、分離主義組織側が実体不明の分離主義組織関係者による武装闘争休止の呼びかけに対して拒否の姿勢を示すと共に組織の潜在力を誇示する目的で21日から25日にかけて大規模な破壊活動を計画している恐れがあるとして、都市部の密集地を始めとする主要ヶ所の警戒強化にのりだした。
更に、情報当局筋によると、8月の、特に分離主義組織の精神的指導者のスンロン師が失踪した8月13日、及び分離主義組織の統轄組織とされ、傘下に新PULOやBRN、BIPP、GMIP等の組織が参画しているブーサートゥーの創立記念日とされる8月31日前後を中心に大規模な破壊活動が計画されている恐れもあるという。
一方、国境警備警察当局は21日、ソンクラー県のナータウィー郡、テーパー郡、サバーヨーイ郡及びヂャナ郡の4郡内で、イスラム系の若者グループが忽然と姿を消すと共に見慣れない者の姿が頻繁に目撃されている事を明らかにした上で、武装闘争休止宣言を受けた破壊活動実行に向けた何らかの前触れである恐れがあるとして、関係当局と共同で主要ヶ所の警戒を強化した事を明らかにした。
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