民主主義市民連合幹部のソムサック・ゴーサイスック氏は2日、中央選挙委員会委員4人が委員の本分を忘れ憲法の精神をないがしろにし不公正に総選挙を施行したとして刑事裁判所に刑事告訴しました。 今回の告訴に関してソムサック氏側は、タイ・ラック・タイ党側に有利になるように総選挙日を設定したり、投票用紙の記入台の位置を第三者から目に見える位置に変更するなど、不公正に総選挙を施行してきたと指摘していました。 尚、第一回公判は5月5日に開かれる予定になっているようです。 一方、総選挙の無効を求め行政訴訟を提訴しているポーティポン・バンナルゥーウォン氏は2日、新たな証拠資料を提出すると共に、タクシン首相(当時)が下院議会を解散した時点で選挙委員会の専権事項である総選挙日を明らかにしていたこと、委員1人が国外滞在中であるにも関わらず総選挙日が設定されたのは、委員全員の出席の元での決定を義務づける法律に違反していた事に関しても審理対象にするように要求しました。 また、ポーティポン氏は新たに、一度は候補者資格失格と判断されたタイ・ラック・タイ党の候補の再選挙での出馬が認められたサムット・サーコン県第三選挙区及びノンタブリー県第三選挙区で行われた再選挙の無効を求める行政訴訟、及び当該選挙区から出馬したタイ・ラック・タイ党候補者の刑事責任を問う刑事訴訟を提訴する方針を明らかにしていました。
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