・5日深夜、ナラーティワート県ヂャネ郡内で、二人組の男がイスラム系住民の家に押し入り、一家に向け銃を乱射し、29歳の父親が死亡し4歳の息子が重傷。事件が発生した家では2日に義弟の軍関係者が同様な手口で殺害される事件が発生していることから、同一グループによる口封じの為の犯行との見方。 ・6日6:30過ぎ、ヤッラー県ヤッハー郡内で、任務を終え臨時駐留地に戻る途上にあった30歳のレンジャー部隊員が、雑貨店前の椅子に座っていた二人組の男に銃撃され死亡。死亡したレンジャー部隊員は、仲間と一緒に徒歩で駐留地に戻る途中で、買い物の為に仲間と別れ雑貨店にむかっていたもので、目撃証言によると雑貨店前に置かれた椅子に座っていた男二人組が一端店に入って拳銃を取り出した上で銃撃した。尚二人組は現在逃走中。 ・6日昼過ぎ、ヤッラー県グロンピナン郡内で、逮捕された容疑者の釈放及び駐留している軍関係者の地域外への撤収を要求して401号線を封鎖し座り込み抗議活動を展開していた主に女性・子供で構成された住民達は、副県知事及び失踪したイスラム系弁護士夫人のアンカナー・ニーラパイヂット女史等を交えた交渉の席上で、当局側が1ヶ月以内の容疑者の釈放及び軍の撤収を受け入れた事を受け、4日間続けた座り込みを中止し散会する事に同意。尚、一部報道は、住民達が釈放を要求している容疑者の親族が座り込み活動を展開している「住民」と面識が無いこと及び彼らの活動とは無関係であると証言したことが、交渉の決め手になったとの報道。また、一部報道は、今回散会した住民達の後方で新たに座り込み抗議活動を開始していた若者男性を含むイスラム住民側が、路上に立木等の障害物を置いて当局側の交渉の為の接近を拒んでいる為、6日夕方現在交渉の目処は立っていないと報じる。
【南部情勢の最新記事】
パッターニーの結婚式会場で発砲、新郎の父...パッターニーで銃撃戦、分離主義組織関係者...新興分離主義組織幹部を逮捕、パッターニー...ナラーティワートで金行店主が射殺、貴金属...仏教徒の男性が射殺された上で車もろとも火...タイの地元新聞を読む