法務省特別捜査局のスナイ局長は2日午前、南部情勢との絡みの線を捨てて年末年始に発生した首都圏9箇所連続爆破事件の捜査を展開している事を明らかにしました。 この発言は、シーコンスクエアー内に設置されていた監視カメラ映像からヤッラー県ベートン郡内で発生した爆破事件に絡んで逮捕状が発行されている男が実行犯として浮かび上がったと報じられたことを受け、俄に首都圏連続爆破事件と南部情勢との繋がりが取りざたされている事を受けた発言で、スナイ局長はマスコミに公開された監視映像や実行犯として浮かび上がった男に関する情報の漏洩に同局側は一切関与していないとした上で、今回の漏洩により同局の捜査体制に少なからぬ影響を与えた事を明らかにしていました。 また、南部情勢との絡みに関しては、首都圏で犯行を引き起こす意図やメリットを見いだせないことから、捜査線上には含めないで捜査を展開している事を明らかにしていました。 警察の捜査班筋が関与しているとされるこの漏洩に関しては、特別捜査局側のイニシアチブで事件の捜査が進められる事を嫌った警察関係者が同局の信用失墜や捜査の攪乱を狙って意図的に不鮮明な監視カメラ映像等を漏洩した、若しくは旧政権シンパ系の警察関係者が南部情勢の絡みで事件が発生したとの印象を国民に植え付ける為に意図的に漏洩したとの見方も囁かれており、また、タイミング良くタクシン前首相が東京で行われたタイム誌とのインタビューの中で帰国が実現した際には南部情勢の解決に協力したい旨発言している事も確認されています。 尚、首都圏警察本部の消息筋は、ウィロート本部長が捜査班関係者を呼んで重要な捜査情報が漏洩した事について厳しく叱責すると共に漏洩に至った経緯について詰問していた事を明らかにしているようです。 また、「漏洩」した情報に基づく報道によると、実行犯として浮かび上がった男は、昨年ヤッラー県ベートン郡内で発生したクルンタイ銀行爆破事件に関与した容疑で逮捕状が発行されているタワンサック・ヂェナ容疑者で、主に成功報酬目当てでBRNコーディネート等の分離主義組織の計画に協力している、分離主義思想とは無関係の犯罪組織PYNSSの構成員と見られているようです。 更に、情報の「漏洩」を受け警察の消息筋が、南部情勢との絡みの線を含めて捜査を継続している事を明らかにした上で、南部に於ける一連の不穏な動きに関与している爆発物の専門家であるファイソール・ハイーサマーエー容疑者が犯行グループの幹部として関与している可能性を示唆する発言をしていると報じていました。
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