ソンティ陸軍司令官(安全保障評議会議長)は5日、南部国境三県域内に於ける一連の不穏な動きに関与している組織との間で「交渉」ではなく「対話」を進める方針を再確認した上で、地域レベルの当局関係者に対して対話を進めるよう指示した事を明らかにしました。 これは、先に第四地区国軍本部のウィロート本部長が分離主義組織側から対話に応じるシグナルが送られてきている事を明らかにした事を受けたもので、直接対話にあたる当局関係者に関しては、第四地区国軍本部側が選定するべきであるとソンティ陸軍司令官側はしているようです。 一方、軍内部の消息筋によると、これまでにパッターニー統一解放機構(PULO)及び複数の分離主義組織を統括する組織とされるブゥーサートゥー側からマレーシアの高官を通してタイ側に対話に応じる意向の打診を受けており、11月以降にシンガポール等の中立国で直接対話の機会を持つ方向で調整を行っているようです。 尚、第四地区国軍本部ぼウィロート本部長は5日夕方、具体名こそ挙げませんでしたが民間組織を通じて分離主義組織側から対話に応じる意向が伝えられていた事を明らかにしていました。
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