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　長距離バス運営のナコンチャイエアは、来年新たにホテル事業を開始する。

　タイ地元紙によると、同社クルアワン取締役会長は、バンコク、コーンケーン、ウボンラーチャターニーの3都市に、３０－５０部屋程度の小型ホテルを建設する計画を明かしている。来年中にまずバンコクとコーンケーンにオープンする予定だ。価格は１泊１００バーツ程度と超格安だ。

▽格安航空に客を奪われ危機感
　エアアジアやノックエアといった格安航空が次々とバンコクと地方都市を結ぶ路線を拡大させたことで、急激にチケット価格が下落しバスと飛行機の価格差が僅かになってきている。

　バスで半日かかるところが飛行機だと1時間程度のフライトで済むことから、これまでバスを利用していた市民が次々と飛行機に乗り換えている。

　そのため同社は、本業の長距離バス事業の先行きに危機感を抱いており、今年になってバンコク都内でタクシー事業を開始するなど、新規事業の開拓に躍起だ。