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　レバノン国境に近いイスラエル北部のリンゴ園で、作業中のタイ国籍の男性が不発弾の爆発で死亡した。同地域は、イスラエル国防軍が民間人に退避を指示した軍事封鎖地域で、労働省は男性が労働を許可された理由をイスラエル当局に確認中だ。
　公共放送PBSの報道によると、ピパット・ラチャキットプラカーン労働大臣は12日、遺族に哀悼の意を示し、死因は調査中だと述べた。イスラエルの人口・移民局（PIBA）にると、不発弾が爆発した可能性が高いという。

　死亡したのは東北部ブリーラム県出身のニサンさん（42歳）。調査によると、ニサンさんは2020年12月にイスラエルに出国。イスラエルとハマスの紛争勃発後、昨年10月に帰国した。その後、イスラエルの雇用主から連絡があり、果物収穫の仕事を再開するよう求められ、5月6日に再びイスラエルに向かったという。

　昨年10月、ハマスによるイスラエル攻撃で人質になったタイ人は31人で、その内2人が死亡、23人が解放された。残り6人の消息は不明。