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　日本の外務省は２６日、タイの首都圏鉄道網整備計画のレッドラインの第三期事業への、１６８８億６０００万円の円借款を行うと発表した。ラオスの首都ビエンチャンで実施された日・タイ外相会談で、岸田文雄外務相がドーン外務相に伝えた。

　レッドライン事業は、タイ政府が進める大規模事業計画の一つで、バンコク市中心部のバーンスー駅を起点とし、北に２６．４キロ、西へ１４．６キロ延びる全線高架の鉄道路線を建設する計画。北線建設は日本政府からタイ政府へ供与される円借款、西線建設はタイ政府自己資金で建設される。この第三期事業は、バンコク都内バンスー地区とパトゥムターニー県ランシット地区を結ぶもの。
　
　三菱重工業、日立製作所、住友商事の３社が共同で、タイ国鉄道公団（ＳＲＴ）から鉄道システム一式を受注している。